時代ごとにペットの人気の血統や毛並み、そして模様などは変わっていきます。ペットビジネスでは需要があるときにその品種を増やして販売する必要がありますが、それを上手に安定的に行えるのがブリーディング技能師です。では、ブリーディング技能師の資格について詳しく調べてみましょう。
ブリーディング技能師の資格概要
ブリーディング技能師とはペットを繁殖させて飼育させるのが主な仕事となりますが、それ以外にもペットについての幅広い知識が必要となります。例えば、病気や衛生についての正確な知識が無ければ健康的な母親と子供のペットを飼育していくことができません。
また、繁殖に適した環境を維持していくことができません。ペット業界の中では個人のブリーダーが数多く活躍していますので、このブリーディング技能師の資格によって確かな知識と技術に裏打ちされたブリーディングをしていくならよりステップアップしていくことができるでしょう。
また、ブリーディング技能師としての資格を取得するならインターネットなどで直販で人気の血統などを売りに出すこともできるので、独立開業がしやすい資格とも言えます。
財団法人職業技能振興会が認定する資格となっていますので、認知度もあり安心できるでしょう。
ブリーディング技能師の試験内容とは?
ブリーディング技能師の認定試験ではブリーダーとして求められる動物についての知識と技術について出題されていきます。それぞれの血統によってかかりやすい遺伝病や気をつけなければいけない伝染病などがありますので、そういったポイントの問題にも答えられるように準備をしておく必要があります。
そして、犬種によっては骨関節などが弱いものもありますので生まれたばかりの子犬に対してどんなケアをしたら良いかなども認定試験では扱われる可能性があります。
このブリーディング技能師の認定試験は筆記試験だけとなっており、動物看護学と繁殖飼育学の二つの分野で出題されていきます。動物看護学の分野では内科学や外科学、そして微生物学や寄生虫学などが扱われます。さらに、解剖生理学についてもいくらか問題が出されますので対策をしておきましょう。
繁殖飼育学では性周期と遺伝について出題されますし、妊娠と胎児の成長の過程、また出産時の注意点などが扱われます。さらに、子犬の発達や離乳のノウハウ、そして予防接種のワクチンについても問題が出ます。
事前の準備がブリーディング技能師の認定試験には欠かせません。
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